豊中市永楽荘 桜井谷窯跡群23号窯跡

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桜井谷窯跡群23号窯跡

この桜井谷窯跡群23号窯跡地は、故木村氏が地域の特性として文化遺産が消えることを憂い、豊中市に寄付されたものであります。
平成13年4月吉日

千里川上流域は、桜井谷とこしょうされ領岸の丘陵斜面には古墳時代中期後半(5世紀後半)から奈良時代(8世紀)にかけて、須恵器という土器を焼く登り窯が多く存在していた一大窯業地帯であります。
これを総称して桜井谷窯跡群と呼んでいます。
かつては、40基以上存在していたと推定されていますが、都市化の波が早く押し寄せたこともあって、今までに確認されているのは30数基、そのうちのほとんどが消滅し、現在残存しているは10基にもみたない状況です。
この23号窯と標高76~80mの緩斜面に存在しています。平成2年に実施しました確認調査の結果、古墳時代後期前半(6世紀前半)の登り窯でその全長は13mにもおよび、窯内部には土器が焼き上がり取り出す直前、天井部の崩落に伴って放棄されていることが明らかになりました。そのことが幸いして、窯詰めの方法、一窯当たりの生産量など、古代窯業生産の実態解明上、貴重な資料を内包しております。その上規模も大きく、府下でも最大級の窯跡であることも判明しました。
このように、この窯跡は残存状態、規模ともに群を抜く一等資料であります。したがって、この窯跡を永久に保存し、歴史資料として活用するものであります。
豊中市教員委員会

名称桜井谷窯跡群23号窯跡・・・豊中市永楽荘4丁目
場所〒560-0051 大阪府豊中市永楽荘4丁目3
地図
豊中市
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